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全動作を完全電動化、電動サーボダイカストマシンがさらに進化、完全電動サーボダイカストマシン 『DsF-125』 を開発

2014年11月4日


 東洋機械金属株式会社(兵庫県明石市 社長 十亀和則)は、主力製品であるアルミニウム・マグネシウム用ダイカストマシンにおいて、完全電動サーボダイカストマシン 『DsF-125』 を開発した。

写真 ダイカストマシン


 『DsF-125』 の最大の特長は、射出工程も含めて全動作の電動化を実現した点にある。秒速数メートルの高速度が、高いトルクと共に必要とされるダイカストマシンにおいては、従来、射出工程の電動化は困難と言われていた。2012年の日本ダイカスト会議・展示会で同機のプロトタイプを発表以来、実際の生産現場で鋳造を重ねた実績により改良を加え、このたびの発売開始となった。「DsF-125」は、現行電動サーボダイカストマシン Ds-EX シリーズ の特長である、「作業環境クリーン化」・「省エネ」・「環境対応」、そして「ハイサイクル」を継承しながら、射出工程の完全電動化により、繰返し安定性・停止精度を一層向上させている。

 

『DsF-125』 の特長

● 特長
  •  ・射出、型開閉、押出、全ての動作を完全電動化
  •  ・繰り返し安定性、停止制度が向上(※1)
  •  ・複合動作などのハイサイクル運転が可能
  •  ・マシン動作に作動油、冷却水が不要
  •  ・油圧ACCレスによりマシン高さが低減(※1)

● 省エネ効果
  •  ・消費電力を 80% 低減(※1)

● 特長
  •  ・低速速度 : 0.01 ~ 1.0 m/s (最大9ポイント設定)
  •  ・高速速度 : 0.5 ~ 3.0 m/s (最大5ポイント設定)
  •  ・高速加速性能 : 10G (1m/s/0.01s)
  •  ・増圧昇圧性能 : 20ms
  •  ・増圧多段設定 : 鋳造圧-時間 (最高4段設定)

 販売開始は 11月13日、国内販売価格 ¥32,000,000 (税別)で、2015年販売目標は、40台を見込む。

 

 11月13日からパシフィコ横浜にて開催される 2014日本ダイカスト会議・展示会 に出展を予定している。
同展示会では本機に加えて、上位クラスとなる 『DsF-350』 を参考出品するとともに、本シリーズを 「elecast」 と名づけて今後のシリーズ展開を図る。
同展示会の詳細はこちらから >> 2014日本ダイカスト会議・展示会 出展のご案内

 

※1 当社油圧ダイカストマシン BD-V5 EX(2012年モデル)との比較による。
        データは当社基準測定方法による。諸条件により結果は異なる場合がある。

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