企業情報

新年のごあいさつ

2016年1月5日

お客さまの商品価値向上へ

TOYOの総力をもってお応えします

当社の総力をもってお客さまの商品価値を高める“Customer’s Value Up”を展開し、お客さまを大切にし、お客さまとともに発展するように努めてまいります。

写真_代表取締役社長

 

明けましておめでとうございます。

昨年は格別なるご支援とご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。

 

 さて、昨年における国内経済は、個人消費の持ち直しや企業業績の改善等により景気は緩やかな回復基調となりました。他方、海外では、中国経済の減速が鮮明となり、好調を維持した米国以外のグローバル経済は低調に推移しました。当社製品に関連する市場につきましては、国内では、引き続き補助金を活用した設備投資もあって、堅調な需要がありました。海外では、欧米等における需要は比較的堅調に推移しましたが、アジアではIT・電子機器関連が一服状態になったこともあり、需要が伸び悩み、市場環境に厳しさが見られました。

 昨年を振り返りますと、当社は創業90周年を迎えるとともに、中期経営計画「TOYO-330」の初年度に当たり、受注の確保と生産体制の整備を進めてまいりました。最大市場のIT・電子機器向けが減少しましたが、その他の市場での受注は増加しました。また、大型機の出荷が増えたことから生産工数が増加し、納期面で皆さまのご期待に応えられない状況が続きました。このような状況に対し、中期経営計画に基づき、新たに加工工場を建設し、既存設備を移設するとともに、大型機対応の新規設備を導入して、生産力の強化を進めました。製品面では、射出成形機の新シリーズSi-6をラインナップし、新竪型成形機のET-Ⅱを開発しました。また、ダイカストマシンでは、完全電動ダイカストマシンDsFを開発するとともに新油圧機のBD-V6EXを発売するなど、製品群の充実を図りました。さらには、商社・代理店のご協力を得て、世界各地で開催された展示会に出展し、多くの方々に当社の製品・技術を認識していただくことができました。

 本年は、米国の利上げや中国経済の減速が世界経済に及ぼす影響が懸念されます。しかし、当社では中期経営計画の2年目に当たり、業容拡大の正念場を迎えます。2017年度の売上高300億円、営業利益30億円の目標達成に向かって、グローバルでの営業力強化、市場対応の製品力強化及び生産能力の増強の3点に注力してまいります。特に、生産能力の増強については、大型機組立工場の建設を計画通りに完了させて、生産力の強化と納期の短縮を図る所存です。また、海外の事業パートナーや国内の業務提携先との協業関係をさらに深めて、経営基盤の強化を進めてまいります。

 本年も、お客さまの商品価値を高める“Customer’s Value Up”をモットーにお客さまとともに発展するよう、社員一同が最大限の努力をいたす所存でおりますので、さらなるご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 最後になりますが、本年が皆さまにとりまして幸多き年となりますことを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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