2012年4月17日

　日立グループの東洋機械金属株式会社（兵庫県明石市　社長 片山三太郎）はこの程、宇部興産機械株式会社（山口県宇部市　社長 岡田德久）とダイカストマシンの生産において提携することで合意した。

　 現在両社は独自にダイカストマシンの開発・製造を行なっているが、それぞれの製品開発力、モノづくり力の知見を組み合わせるとともに、両社の中国工場（※1）の相互利用により、コスト低減、品質向上、製品ラインアップの早期拡充など多くのメリットが見出せることから今回の合意にいたった。
　今回の提携は、それぞれの中国工場におけるダイカストマシンの生産に関することであり、これによって両社は中国市場をはじめとしたグローバル市場へ競争力あるダイカストマシンの投入をめざしていく。中国工場での協力体制はすでに具体的な調整段階に入っており、早ければ今年度内に提携の成果となるダイカストマシンの出荷を開始する。

　尚、今回の協力は開発、生産に限定するものであり、販売における提携や新会社の設立等の予定はない。販売についても、これまで通り、両社それぞれのブランドでおこなう。

※1　東洋機械（常熟）有限公司 （常熟市）　　宇部興産機械（上海）有限公司 （上海市）