宇部興産機械(株)との業務提携による新ダイカストマシンを販売開始
宇部興産機械(株)との業務提携による新ダイカストマシンを販売開始
2013年2月4日
日立グループの東洋機械金属株式会社(兵庫県明石市 社長 片山三太郎 以下 TOYO)は、宇部興産グループの宇部興産機械株式会社(山口県宇部市 社長 岡田德久)との中国での業務提携により開発したダイカストマシンを2月14日より販売開始する。
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両社は中国でのダイカストマシンの生産において業務提携(2012年4月17日発表)を行い、競争力あるダイカストマシンの開発を進めてきたが、TOYOは、この程その成果として新シリーズのダイカストマシン「BD-VC EXシリーズ」を完成させた。
今回販売開始するのは、中核となる型締力350トンクラスの「BD-350VC EX」。本シリーズでは、射出機構、制御システム等、随所にBD-V5シリーズの実績ある技術を踏襲し、型締ユニット、マシンベース、ポンプモータ、油圧ユニット等は、今回の共同開発による新規設計としたことで、グローバルスタンダードマシンとしての信頼性とコストパフォーマンスに優れたダイカストマシンとして仕上げた。
BD-VC EXシリーズ 特長
- 1. 最新制御システム搭載
- 最新ダイカストマシン(日本製)搭載の制御システム「SYSTEM 500」を標準装備。
- ・12.1インチカラータッチパネル画面採用
- ・2つの画面を同時に見れるウィンド画面方式
- ・高性能CPU搭載による高応答性
- ・周辺装置の複合動作も一括制御
- 2. 高剛性フレーム
- ・CAE解析を駆使した最適化設計による堅牢なマシンフレーム
- ・高剛性マシンフレームが安定しスムーズな型開閉動作を補完。マシントラブルを低減。
- ・過酷な使用環境にも耐えうるタフなダイカストマシン。
- 3. 高剛性ダイプレート
- ・CAE解析によりタワミを最小化した最適化設計ダイプレート。
- ・タワミの最小化によりバリ発生を低減。
- ・金型パーティング面に均一な型締力を伝達し最適鋳造を実現。
- 4. 選択可能な射出機構
- ・スタンダード:低速射出0.1~0.7 m/s 高速射出1.0~5.0 m/s
- ・マルチインジェクション:低速射出0.03~1.0 m/s(多段制御) 高速射出1.0~9.0 m/s
- ・油圧サーボバルブ:低速射出0.03~1.0 m/s(多段制御) 高速射出1.0~9.0 m/s(多段制御)
今後は、両社の連携を深めながらラインアップの拡充を図る予定。本機の市場としては、中国国内はもちろん、グローバルスタンダードダイカストマシンとして世界展開を図る予定である。
初年度の販売目標は200台。
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